お客様紹介

向陽プラントサービス株式会社は1978年に旭化成グループの一員として設立されて以降、旭化成グループの各種プラント設備の「建設・改造工事」と「メンテナンス工事」、およびこれらに関連する各種機器の製作を主な事業として展開しています。

同社は宮崎県延岡市に本社を置き、九州、中国、関西、関東周辺等幅広いエリアのお客様にサービスを提供しており、堅調に業績を拡大しています。

その成功の裏には、社員一人ひとりのプロ意識とチームワークを重視する社風があります。

今回は、向陽プラントサービス株式会社の採用担当者である築地さんと、現場で活躍する社員さんに取材を行い、同社の魅力についてお伺いしました。

経営企画部 人事勤労グループ 築地 秀幸さん

経営企画部 人事勤労グループ
築地 秀幸さん

人財育成と職場環境改善で
技術者不足に挑む

御社の事業概要を教えてください。

築地:私たちは旭化成グループの一員として、各種プラント設備の建設・改造工事およびメンテナンスを行っています。加えて、これらに関連する各種機器の製作も手掛けています。
今回、取材頂いている関東事業所(神奈川県)では、大きく工事グループと保全グループに分かれております。工事グループはプラント設備の建設・改造工事を担うグループで、保全グループはプラント設備のメンテナンス工事を担当しています。

近年の御社の取り組みを教えてください

築地:私たちは現在、技術者不足が今後の課題と見込まれる中、人財育成に力を入れています。階層別教育や既存社員向けの仕上げ技能教育、AutoCAD教育などを実施しています。
研修の内容はさまざまですが、当社は人事部門が主体となり、参加希望者を募集して教育を行っています。推薦制や募集制もあり、等級ごとに1年に1回、教育を実施しています。

OJTだけではなく、人事主導の研修も行っているんですね。

築地:もちろん、教育の要はOJTになります。ですが、それと並行して人事主導の育成も行うようにしています。

働く環境改善についての取り組みを教えてください。

築地:コンプライアンス研修を行い、法令遵守の意識向上に努める他、グループ活動(小集団活動)を行うなどして雰囲気の良い働きやすい職場づくりを目指しています。
その他、経営基盤の強化を目的に、優秀な人材の確保や、社員が働きやすい環境整備にも力を入れています。

最近のトピックスとしては、仕事と子育ての両立を支援し、男女問わず働きやすい職場を目指す計画を策定しています。

会社としての今後の展望を教えてください。

築地:当社は、2018年度以降、売上高は100億円を継続して超えており、事業規模が拡大し安定して利益を残しています。これからも売上高100億円をベースとして、現中期経営計画で目指している135億円を達成することが当面の目標です。
また、そこで得た利益は、社員の教育や職場環境の改善に活用していく予定です。


続いて、取締役関東事業所長の森本さんにお話を伺いました。

取締役 関東事業所 所長 森本 圭一さん

取締役 関東事業所 所長
森本 圭一さん

職人としての経験が活きる仕事

今までのご経歴を教えてください。

森本:私は岡山県の出身で、大学を卒業後、本社で設計を1年間担当しました。
その後、川崎市の関東事業所に転勤し、以来は関東事業所で勤務しています。
関東事業所では、保全グループと工事グループがありますが、私はまず保全グループで設備メンテナンスを担当していました。
その後、工事グループに移り、現在に至ります。保全グループでの経験は、お客様の設備を守る重要性を肌で感じることができ、その経験が工事グループでも活きました。

御社で求める人物像について教えてください。

森本:同じ職種にこだわらず、業界内でのステップアップを目指す方も歓迎しています。実際に、職人から施工管理職として転職した社員は今までにも多くおります。例えば、配管工から当社に転職してきた人材や、機器の検査担当から工事の現場監督になるといった例もあります。

当社では、階層別の教育システムが充実しており、ご本人が学びたい分野についても予算を取って教育を受けさせる体制があります。
ご本人のやる気があれば、私達は全力でサポートします。

職人から施工管理に転向する場合、過去の経験はどのように活きますか?

森本:業界未経験者の場合、現場でどんな作業が危険なのかといった点で認識がズレることがあります。
職人としての経験がある方は、そういった危険に対する認識が肌感覚としてあるため、他の社員とも連携して仕事をしやすいです。

協力会社の職人さんは“運命共同体”

御社の「ここがいい」というポイントを教えてください。

森本:旭化成グループの一員であることから、経営基盤がしっかりしております。
また、現場能力主義の社風なため、努力すれば評価される環境です。
かといって個人主義のような雰囲気ではなく、協力会社の方も含めて一つのチームといった形で仕事をしています。

協力会社の方も含めて一つのチームなんですね。

森本:協力会社の職人さんは運命共同体だと思っています。
工事管理などの管理者だけがいても仕事にはなりません。優秀な職人さんがいて、初めて私達の仕事が成り立ちます。
例えば、事故についても、当社は自分たちが事故を起こさないだけではなく、職人さんにも事故を起こさせないようにという点を強く心がけています。彼らの事故は私達の事故でもありますので。

「施工管理は職人さんより事故のリスクが少ないのがメリット」と言われることがありますが、そういうわけではないんですね。

森本:たしかに、自分たちが怪我をするリスクは少ないです。ですが、私達は工事管理という立場にいますので、職人さんに怪我をさせる事はできません。
仲間に怪我をさせてしまうと精神的にもショックを受けますし、自分の工事計画に原因があったのであれば、その責任は大きいです。
だからこそ、「怪我をしない、怪我をさせない」という意識を強くもっています。

素晴らしいですね。

森本:独自の取り組みとして、当社の既存社員向け研修を協力会社の職人さんにも参加して頂いています。当社だけがいまの時代に順応していくのではなく、協力会社の職人さんも含めて、みんなが活躍していける形にしていきたいと思っています。


次に、向陽プラントサービスに転職した2名の方にお話を伺いました。

関東事業所 工事グループ グループ長 舛谷 吉淳さん

関東事業所 工事グループ グループ長
舛谷 吉淳さん

工場勤務、非破壊検査の経験を経て向陽プラントサービスへ

今までのご経歴を教えてください。

舛谷:青森県の工業高校を卒業し、鉄鋼会社の工場に勤めました。そこから転職して溶接の仕事を経験し、次に非破壊検査の会社で構造物の検査などを行った後、向陽プラントサービスに転職しました。

もともとものづくりにご興味があったんですか?

舛谷:じつはものづくりに興味があったわけではありませんでした。私はバスケをやっていて、たまたまバスケの強い学校が工業系の学校だったので進学しました。

向陽プラントサービスに転職して何年になりますか?

舛谷:20年になります。最初は一人親方として8年働き、そのあと2年間は契約社員として働き、正社員になって10年がたちました。最初2〜3年は検査の仕事をしていたのですが、以降は徐々に工事監督の仕事が多くなりメインになっていきました。

部活動のような職場環境

仕事のやりがいを教えてください。

舛谷:今は工事監督に加えて、グループ長としてグループ員が担当する案件の原価管理や予算管理なども行っています。大きく変わった点としては、グループ内のマネジメントが求められるようになったことです。

グループ内のマネジメントをする上で、
意識すべき点が変わったことなどありますか?

舛谷:見るべき範囲が広がったことで、全てを把握するのが難しくなりました。そこで、抑えるべきポイントだけ抑えられるようにして、それ以外をメンバーの裁量に任せるようにしました。
ある程度の方向性だけを示して、それ以降は個人の采配で好きにやってほしいと思っています。

メンバーに委ねる範囲が広いんですね。

あるメンバーからは「こんなに好き勝手に仕事させてもらっていいんですか?」と心配されたこともありました(笑)
でも、言われたことをただやるのではなく、自分で考えて、これがいいと思ったことをやった方が本人の成長にもつながると思っているので、最低限で見守るべきポイント以外は好きにやってもらっています。

もともとマネジメントに関心があったんですか?

舛谷:マネジメントへの関心はなかったのですが、彼らの活躍の場を増やすことが私の仕事だと思っています。また、会社から求められている役割を果たすことがやりがいでもあるので、そういう点からもマネジメントを意識するようになりました。

部活動みたいですね。

舛谷:まさにその通りで、上司部下というより、部活の先輩後輩といった感覚が近いです。私が向陽プラントサービスで長く働き続けられた理由の1つとして、そういった雰囲気が居心地いいと感じた点があります。

今後の目標について教えてください。

舛谷:まずはいまのグループ員にとって仕事がしやすい環境を作っていきたいです。その上で、メンバーがより昇給・昇格できるようにしたいと思っています。


関東事業所 保全グループ 山本 高稔さん

関東事業所 保全グループ
山本 高稔さん

土木の経験をプラント施工管理に活かす

今までのご経歴を教えてください。

山本:私は延岡市の出身で、高校を卒業して土木関連の会社で施工管理として14年働きました。そこから転職して向陽プラントサービスに入社しました。勤続は16年目になります。

いまの仕事内容を教えてください。

山本:設備のメンテナンスを行っています。ポンプのオーバーホール(分解、点検、整備、組立)や不具合箇所の確認、故障がないかの点検をしています。

入社のきっかけを教えてください。

山本:32歳の時、当時働いていた会社が倒産して、別の仕事を考えていました。その時ちょうど、新聞の求人欄に向陽プラントサービスの名前があり、「旭化成グループで働いてみませんか?」というフレーズに興味を持って応募しました。
その後、内定を頂いて関東事業所に赴任しました。

転職にあたってギャップはありましたか?

山本:仕事については、分野は違いますが同じ施工管理の仕事ですので、そこまでギャップはありませんでした。
向陽プラントサービスの職人さんは現場に常駐していて、同じ方に仕事をお願いするので、そういう意味では前職よりも仕事がしやすいです。

大きな会社に転職するにあたって、とまどうことなどありましたか?

山本:とまどうわけではないですが、前職と違って、組織がちゃんとしている点にびっくりしました。評価制度もしっかりしていて、大きな会社ってこんなに整っているんだと感じました。

失敗を経験したからこそ、品質も安全も大切にする

今の仕事のやりがいを教えてください。

山本:お客様に安心して仕事を任せて頂いていると感じた時や、それに応えることができた時にやりがいを感じます。人間なので仕事で失敗することもありますが、お客様のニーズにお応えすることに充実感を感じています。

印象に残っている現場はありますか?

山本:自分の担当するプラントで異物混入が発生し、突発的なクリーニングで2〜3日の間、運転を止めたことがありました。その時はお客様にご迷惑をかけましたし、あらためて自分たちの仕事がお客様に与える影響を痛感しました。
「怪我をしない、怪我をさせない」はもちろんですが、仕事の品質も両立させる意識を強くもつようになりましたね。


取材を終えて

取材を通して、向陽プラントサービス様の社風や価値観に触れることができました。築地さん、森本さん、舛谷さん、そして山本さん、それぞれが異なる経歴と経験を持ちつつも、共通したプロ意識や仲間に対する思いを感じました。

同社の強みは単に技術者としての成長を支援する教育体制だけでなく、
一人ひとりの職業人生を尊重し、キャリアアップにつなげる環境を提供している点にあります。 建設業界で自己成長を求める皆様にとって、同社はとても魅力的な転職先となるでしょう。
この機会に、新たな挑戦に踏み出してみてはいかがでしょうか。

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