「大学では機械工学部でした。機械工学部の学生の多くはメーカー等に行って工場や生産ラインの仕事をすることが多いんですが、建設業のスケールの大きさに惚れ込み、竹中工務店に入社しました」

そう語るのは、株式会社TAKイーヴァック 取締役社長の三戸 英明さんです。

三戸さんは1991年に竹中工務店に入社しました。入社して1年間は大阪に、翌年には東京本店に配属になり、第一線の作業所で施工管理技術者として奮闘します。

「いちばん印象に残っているのは、丸の内のとある企業の本社ビル施工です。6年くらい現場に常駐してましたが、工程が厳しい中でなんとかやりとげることができました」

三戸さんはその後、調達部のグループ長を5年、横浜支店の設備施工管理部の部長を5年務め、TAKイーヴァックの社長に就任しました。

「仕事が辛いと思うこともありましたが、どんな現場も信念をもってやり切れば必ず終わります。ここを超えればなんとかなると思いながら、最後までやり抜きました」

小さい成功を積み重ねて自信に

「仕事で大事にしていることとして、小さな成功体験を積み重ねることがあります。どんな大きな仕事も、小さな仕事の集まりです。それらを大切にくり返していき、成功体験を積み重ねていけば、なにが起きても大丈夫と思えるようになります」

現場での経験、調達部での経験、横浜支店での経験。それらが三戸さんの支えになっています。

「とはいっても、今と昔では時代が違います。例えば若手社員が自分の子どもや家族だったら、どんな風に声をかけるか、若手社員にはそう考えて接するようにしていますし、部門長にもそう接してもらいたいと思っています」

技術の進歩をキャッチしながらも、現場第一を信念に

TAKイーヴァックでは竹中工務店とのシナジーを活かし、先端技術を活用した施工にも取り組んでいます。昨今のDX化や技術革新について、三戸さんはこう語ります。

「技術革新が進んでいますので、有用な技術は積極的に活用していきたいと思っています。でも、一番大事なのは現場です。現場感覚なくして建設DXは成り立ちません」

新しい技術に対して先端を走るべきか、後発に位置取り、効率的に成果を手にするか。日進月歩の建設DXの世界で、各企業が先端技術との向き合い方を迫られます。

「弊社は比較的、新しい技術をキャッチアップしている方だと思いますが、必ずしも全てを、新しい技術に飛びつくつもりはありません。新しい技術の中でもいいものを選別して自社に取り込んでいく、そのためのアンテナをみんなで張っていけたらいいと思っています」

現場の様子

求めるのは「素直」な人材

TAKイーヴァックの求める人物像について、三戸さんはこう答えます。

「大事なのは、なによりも素直さです。技術や知識は入社してからいくらでも身につけることができますので」

建設の現場は大変なこともありますが、お互いに真摯にやりとりできる関係性があります。あとは素直ささえあれば、仕事を前に進めることができます。

「業界の課題として、2024年問題(建設業における残業時間の上限規制)があります。この問題を解決するには、人材の確保と生産性向上の両面からアプローチが必要になります」

例えばバックオフィスによる施工管理業務のサポート、ウェアラブル端末や生成AIの活用など、テクノロジーで生産性を向上する方法が注目されています。

「他にもBIMの活用や、資材の工場加工によって現場の負担を軽減する取り組みは今も続けています。技術やノウハウを活かして、サステナブルな発展を目指していきたいと思っています」

電気設備学会賞、BELCA賞など数々の賞を受賞

若手社員インタビュー

次に、TAKイーヴァックで働く若手社員のお話をご紹介します。今回は、入社4年目の男性社員Mさんと入社2年目の女性社員Fさんにそれぞれ、TAKイーヴァックの仕事についてお聞きしました。

Mさん(※Fさんはコメントのみ参加)

ーー今の仕事内容について教えてください

Mさん「私は施工のなかでも、現場で仕事をする上で必要な仮設設備の工事を担当しています。例えば仮設トイレや水回りなどの施工管理ですね」

Fさん「私は空調や衛生設備の施工管理を行っています。先日、新築の現場が竣工し、現在は建物の改修工事を担当しています」

ーーTAKイーヴァックに入社したきっかけを教えてください

Mさん「私は前職で派遣会社に勤めていて、そこからTAKイーヴァックを紹介されてTAKイーヴァックの社員になりました。当時、他にもう1社紹介されていましたが、TAKイーヴァックの方が社員さんの物腰が柔らかくて、やっていけそうだなと感じました」

Fさん「私も新卒で派遣会社に入社して、6年間CADオペレーターをやっていました。私は女性の働きやすさを大事にしていたんですが、TAKイーヴァックは女性の勤続年数が長く、ライフステージの変化に対してもサポートが手厚いことが入社の決め手でした」

ーーTAKイーヴァックのここがいいというポイントを教えてください

Mさん「やっぱり会社の雰囲気ですね。デスクで仕事をしていると、周りから笑い声がおきたりします。殺伐とした感じがなくて、現場から帰ってきた時にほっとする空間があるのが魅力です」

Fさん「女性の働きやすさもそうですが、中途社員でも育てていく社風があることですね。『中途社員は即戦力、新卒社員を大事にする』みたいな感じじゃなく、竹中工務店が主催する研修に中途社員も参加させて頂けます。研修を通じてスキルアップができるのは魅力ですね」

ーーどんな研修内容ですか

Fさん「座学もありますし、実地の職場見学もあります。実際に配管を繋いだりもできて、今まで見てるだけだったことを実際に経験する事ができます」

ーー仕事で一番やりがいを感じる点を教えてください

Mさん「お客様から『こういうことをやりたい』と提案を受けた時、こちらから更に提案ができた時ですね。仮設工事は自由な提案ができる分野なので、お客様がやりたい事を叶える方法を考えることができます。それに対して納得して頂いた時に仕事のやりがいを感じます」

Fさん「いままではCADオペレーターとして図面を書く仕事をしていましたが、施工管理になってそれを形にしていくことに仕事のやりがいを感じています。あるカフェの施工を担当したんですが、内装が綺麗で、完成していくのをみると『いよいよだなぁ』と実感しました」

ーー今後、目指していきたい目標などがあれば教えてください

Mさん「いまは上司の方にフォローを頂きながら仕事を進めていますが、フォローなしで現場を納められるようになりたいですね。来年で5年目になりますし、新しい現場も任されることになっているので、一人でもやっていけるようになりたいです」

Fさん「TAKイーヴァックの取り組みとして、施工管理の生産性を上げるために、内勤のサポート体制を充実させる方針があります。私はCADオペレーターと施工管理の経験を活かして、施工管理と内勤の橋渡しになるような立場になれればと思っています」

工事部課長インタビュー

続いて、工事部課長 舘道さんにお話をお伺いしました。

入社15年目のベテラン社員 舘道さん

ーー今までのお仕事のご経歴について教えてください

舘道さん「前職も電気設備会社で施工管理をやっていたんですが、その時に現場で一緒だった職人さんが竹中工務店の仕事を請けていて、そのつながりで紹介して頂きました。そこからは大型研究施設の現場代理人を担当したり、大規模医療施設の増築工事を担当したりしています」

ーー仕事で一番やりがいを感じる点を教えてください

舘道さん「やはりなんと言っても竣工した時ですね。それまでの苦労が全て吹き飛びます。設計者がこだわって考えた図面を、現場の工夫で現実にしたとき、現場代理人として充実感を感じることができます」

ーー人材の育成に関する方針や考え方について教えてください

舘道さん「いまの若い人は自分で調べて学ぶことができます。そのなかで求められるのは、単純な育成ではなく、若い人たちの心の拠り所になることだと思います」

ーー拠り所ですか?

舘道さん「みんなそれぞれの現場で動いています。だからこそ、社内の交流を増やして、それぞれが抱える問題を組織としてフォローアップしていく必要があると思います。若手社員が自立するのは素晴らしいですが、会社として心理的安全性を実感できるようにしていくことが大切です」

最後に、TAKイーヴァックの人材育成や社内コミュニケーションの施策について、人事部課長 伊藤さんにお話をお伺いしました。

人事部課長 伊藤さん

ーーTAKイーヴァックの人材育成の取り組みについて教えてください

伊藤さん「現場ではOJTを中心に実践し、スキルアップにつながる技術面を中心とした各種研修を実施しています。専門分野での知識や技術を必要とする仕事である反面、個人が有している技量や力量が異なりますので、その方に合わせた育成方法をアレンジしています」

ーー社内のコミュニケーション促進のための施策について教えてください

伊藤さん「2022年より意見交換会と称して全社員対象にディスカッションを企画・実施しています。これは社内で働く環境の改善を目指し、東京・大阪各部門の垣根を越えて相互理解と社内の風通しを良くし、前向きに働いていける会社づくりに挑んでいます。実際に社員達から出たアイディアが会社の新しい制度として取り組んでいる事案もあります」

ーー求める人材像について教えてください

伊藤さん「当社が重視するのは『ものづくりの喜び』に共感できる価値観を持っているかどうかです。ものづくりは一人ではできません。多くの関係者とチームを築き、行動できる方を心から歓迎します」